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セロトニン

2007年12月24日月曜日

セロトニンとは脳内の神経伝達物質のひとつで、トリプトファン(必須アミノ酸)の代謝過程で生成される。神経伝達物質であるドーパミン(喜び、快楽)、ノルアドレナリン(恐れ、驚き)などの情報をコントロールし、精神を安定させる作用がある。もしセロトニンが不足すると依存症に陥ったり、うつ病になりやすい。


セロトニンの原料であるトリプトファン(必須アミノ酸の一つ)は体内に取り込まれるとまず脳内に運ばれてビタミンB6・ナイアシン・マグネシウムとともにセロトニンを合成する。
トリプトファンを多く含むものは大豆・納豆・豆腐・みそ・しょうゆなどの大豆加工食品、ゴマ、鰹節、ピーナッツ、牛乳、ヨーグルト、チーズ、アボガド、バナナ、ワカメ。

セロトニンの合成を助けるビタミンB6を含む食品は秋刀魚、イワシ、カツオ、サバ、タイ、ニシン、マグロなどの魚。ブタのモモ肉、牛レバー、大豆、小麦発芽、玄米、バナナ、ニンニク、唐辛子、生姜。そして、脳のエネルギー源である果糖、砂糖、ハチミツ、デンプンなどのブドウ糖。

セロトニン神経は、何によって活性化されるかと言うと、さまざまなリズム運動がよい。歩行、咀嚼、呼吸などのリズム運動がセロトニン神経の活動を増強させる。つまりウオーキング、ジョギング、自転車こぎ、水泳、チューインガムを噛むこと、そして、坐禅の呼吸法などがそれに相当する。